2016年2月20日土曜日

天然酵母のパン作りはじめました!②

大体のところ、やるよりも数千メートルも先を脳内が先走っている私ですが、

何よりも、前のめりに物事が進み、

脳内で進み過ぎていて、


実際に目に見えるところには出していないような状況がよくあります。



はてさて、口は災いの元とも言いますが、願いは口にしたら叶うとも言います。

気を抜くと、おしゃべりなので、災いを発生させた経験は多々ありますが、

災い転じて吉となすのか、今回は、どうやら引き寄せたようです。


たまたま、通りかかったおじちゃん。(もちろん知り合い)

このおじちゃんは、昔八百屋をやっていたけど、引退して、

でも、なぜか毎日市場に競りに言っているらしい、

という情報を知っていたので、


「おじちゃん、私、天然酵母のパンを焼くのに、リンゴと人参と山芋を使うんだけど、

いつかパン屋になったら、りんごと人参と山芋を市場に仕入れに行きたいんで

それまで現役でいてくださいね。」


ってな感じで、まだパンも作ってないうちから、いつかパン屋になったらって気が早いにもほどがある。


それで、そのおじちゃんはさらに気が早かったらしく、その日の昼、電話がかかってきた!

「りんごと人参と長芋あるから、持っていきますね!」

って!!!


いつかの話が、言った当日に材料がやってきた!!






私が席を外している間に、職場に届けてあった。

でっかい段ボールが机の上に置いてあったので、かなり動揺したが、

家に帰って開けてみたら、

人参とリンゴと山芋と入っていた。

しかも、キャベツ白菜サービスって書いてあるけど、

そもそも全部タダでくれたんだから、サービスどころじゃない!


白菜との比較でわかるかもしれませんが、にんじんとリンゴが超巨大です。

世界一とかかな?



いきなり、材料がすべてそろったので、やるしかない!


ってことで、

天然酵母パンづくり開始です。

リンゴと山芋と人参と、それから玄米ご飯とバターと小麦粉と三温糖と塩、

こちらをミキサーにかける。

ミキサーに材料を量っていれたら、全部一気に入れ過ぎたらしく、

材料が一向につぶれないので、水を入れ過ぎてしまった。

早くも失敗かもという事態。



丁度良く、蜂蜜の瓶があったので、段ボールに入れてそれからこたつに入れた。


3時間後ぐらいにちょっと覗いてみた。温度はよさそうだ。

こたつの中がこんなに湿度が低いということも初めて知りました。 


7時間後。ちょっともう、これでやるしかない。睡眠時間を削り、強行。※翌日も仕事。


運よく、ホームベーカリーがあったので、こねだけお願いすることにした。




一次発酵もまた、こたつの中で、2時間ほど。

温度は低くないはずなんだけど、なんかふくらみが悪く、少し長めに発酵させたら、

結構膨らんでいたので、そこで成形。

手にくっつくし、生地がゆるい。


工房に見学に行ったときに、ちょっとだけ生地を触らせせてもらっていたので、

違うということがよくわかる。


やはり、一回目は失敗かなーと、水が多かったか、

発酵が足りなかったか、はたまた、こねが足りなかったか。


思い当たる節がありすぎるし、経験はなさすぎるので、原因は突き止められぬまま、

失敗の味をかみしめよう!っと

最後まで作り続ける。

  
プレーンの丸パン。

半分は、チョコチップ混ぜてみた。 


 焼けたようです。



どんな味かと心配して食べてみたら、驚くべきことに、

信じらないぐらい、美味い!!!!

どうなってるんだ、しっとりもちもち甘い。

すっごい美味しい。

失敗だと思っていただけに、これはテンション上がった。


天然酵母で、きちんと酵母を起こして作るパンって、こんなにも美味しいのかと、

ただただ驚くばかりです。

本当は失敗していたかもしれませんが、何にも代えがたい、唯一無二の味!

私のパン作りは、こうしてスタートを切りました。





ちなみに、それから、結構な頻度で、焼いてみています。

最初の日が午前三時に焼き上がったりしたので、

寝不足が否めません。

今日は休日だったので、ゆっくりと、ゆとりを持って作っております。



ごまとチョコチップを練りこんでみた。どうしても、水っぽくなってしまうのはなんでだろう。





水の温度が寒くて低いせいかも、と、ふと思って、ぬるま湯にしてみたら、

生地が理想のパつんとはねるような弾力になった!

遂に成功か?

と、今一次発酵に移ったところです。



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